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③石が届くまでとその後

石が届くまでの間、南インドの田舎の観光地の片隅のゲストハウスに閉じこもり言われたとおりの生活をしました。

その間、十数名の祈祷師がババの元で祈祷を続けてくれるとのことです。

石が届き、ババのお弟子さんである土産物屋の兄さんの従弟がその石を私のものにするための儀式を行い、石と祈祷文がかかれた紙を黒い布にくるんで首にかけておくようにと渡されました。

これで600-1500ドル位払いました。当時のインドの物価からすると明らかにぼったくり商売じゃないかと思うのですが、その時は半分疑いつつも、これで厄除け出来るならまあいいかというところでした。

その後インド人としばらく同居していた時、彼ら自身も1500ドル以上払ってその類の石を入手して身に着けていたのを目撃し、

「あれはぼったくりじゃなくて本気の祈祷だったのか。というか、インド人がこの金額払うってことはジョークじゃなくて本気で信じてやってるんだな」と気が付いた次第です。

アーユルベータでもそうですが、インドの加持祈祷も、「金をかけること」と「本人も祈祷や治療が行われている間一人で部屋に籠って指示されたとおりの生活を送ること」が要求されます。

それなりの本気度を見せないといくら加持祈祷や治療をやっても効果が出ないということでしょう。

アーユルベータでは、全ての病気は生活習慣が原因と見なしますし、幾ら治療や加持祈祷をしても、本人が原因である「生き方、生活習慣」を改めなけれいつまでも同じことの繰り返しになります。

結局は自分がどれだけ自らの言動をコントロール出来るかの自己管理能力が問われるのです。

石も祈りも、その助けをするだけで、根本原因の除去は出来ません。自ら変わることが求められます。

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